防爆仕様エレベーターで
シェア日本一を目指しています
化学工場やプラントなどでも安心して使用できる「防爆仕様エレベーター」を主力と位置付けており、ロープ式・油圧式の両機種はもちろん、クリーン仕様の付加など、お客様のご要望に細かく対応できるフルオーダー品を提供しています。
化学工場やプラントなどでも安心して使用できる「防爆仕様エレベーター」を主力と位置付けており、ロープ式・油圧式の両機種はもちろん、クリーン仕様の付加など、お客様のご要望に細かく対応できるフルオーダー品を提供しています。
化学工場やプラントなどで漏れでた可燃性ガス・蒸気が空気と混合し、爆発に達する恐れのある場所を「危険場所」と言います。このような爆発性ガスのある危険場所で電気的火花が生まれると、働く人や建物・設備類に重大な被害を及ぼす爆発事故に繋がります。
防爆仕様エレベーターは、このような危険場所で電気機器が点火源となる確率を0にするべく「防爆対策」を施したエレベーターです。
防爆構造には様々な種類がありますが、当社では最もレベルの高い危険場所でも使用できる「本質安全防爆構造」を主に、「耐圧防爆構造」を組み合わせることで、高い安全性を確保します。その上で低コストかつ基準に合致したエレベーターを提供しています。
当社の防爆仕様エレベーターは、お客さまの多種多様なニーズに合わせて一台ごとに設計します。完全オーダーメイド品なのが特長です。設置する建物や用途、サイズ、予算などご希望を確認し、プランニングします。クリーンルーム仕様や機能追加など、自社で設計・製造を行うからこその「幅広い対応力」が強みです。
駆動装置や制御機器の故障によって戸が開いた状態で昇降する事故を防ぐため、2009年9月28日以降に着工するエレベーターには、「戸開走行保護装置」の設置が義務づけられています。当社の防爆仕様エレベーターでは建築基準法の改正にいち早く対応し、ロープ式・油圧式の両機種で「戸開走行保護装置」の大臣認定を取得しています。既設エレベーターへのリニューアル工事なども行っています。
全国各地の協力会社と共に「サービスネットワーク」を構築し、本社のある広島県から離れた場所のお客様にも安心・安全・充実なサポート体制を確立しています。現在、東北から九州まで全国28カ所にサービスネットワークがあり、緊急時も最寄りの拠点から迅速に現地へ駆けつけることが可能です。遠隔監視に対応させることも可能です。
本質安全回路は、本質安全防爆構造の一種のリレー中継装置であり、危険場所にあるリミットスイッチや押しボタンスイッチなどの信号を非危険場所へ中継させる機器です。発火に達する過電流・過電圧に対処することで、周囲にある爆発性ガスに点火させないようにし、安全性を確保します。
かご内操作盤・乗場操作盤どちらも、本質安全防爆構造を採用。
かご内に設置する非常用電話機は、本質安全防爆構造を採用。通常電話機と同じように双方が同時に会話できる「同時送受話方式」になっているため、緊急時も安心していただけます。バッテリーを搭載しているため、停電時にも使用可能です。
昇降路内(危険場所)の爆発性ガスが、機械室(非危険場所)へ流入しないよう、電気配線に「ガス流動防止措置」を施します。
ドアモーターは、耐圧防爆構造です。当社では「インバータモーター」を採用しています。ドアの開閉スピードを調整することで、静かで滑らかな開閉を実現し、快適性をアップしています。
かご内の照明は耐圧防爆構造や安全増防爆構造です。現在では環境に配慮したLED照明を標準化しており、消費電力を抑えランニングコスト削減にも繋げています。
防爆仕様エレベーターに加え、かご内の空気を浄化する「クリーンユニット」を付加することで、半導体工場などのクリーンルームでも使用可能になります。
小荷物専用昇降機も防爆対応が可能です。危険場所に対応した耐圧防爆構造を採用しています。インバータ制御により段差もすくなく、動きも滑らかなため荷物を丁寧に運ぶことができます。
お電話でのご相談は無料です。
かごのサイズ・積載量など仕様を確認します。
図面にて昇降路を検討します。
設計プランに合わせた見積もり金額を提示します。
設計・工期・見積もり条件などに納得いただけましたらご契約へと進みます。
防爆仕様にも対応可能な戸開走行保護装置の大臣認定を取得しているエレベーターのことです。
すべての防爆構造に対応できますか?粉じん防爆構造には対応していません。厚生労働省管轄である工場防爆の中のガス蒸気防爆構造のみに対応しています。
水素ガスに対応できますか?水素ガスには対応していません。構造規格での2G4および整合指針でのⅡBT4までを範囲とし、爆発性ガスを対象としています。
d2G4(耐圧防爆構造)対応のエレベーターと考えていいですか?防爆性能はd2G4に対応しています。 制御関係を本質安全防爆構造、それで対応できない電気機器については、d2G4またはExdⅡBT4などの防爆電気部品で構成しています。制御に関しては耐圧防爆構造より上の防爆性能です。
エレベーターの扉に耐爆性能はありますか?扉は機械構造上、爆発時の爆風に耐えるものではありません。
乗場の扉を遮煙性能付きとすることは可能ですか?上開き扉を除き、対応可能です。
機械室レスのエレベーターで計画できますか?非危険場所としての機械室が必要となり、その中に設置する電気機器類はすべて非防爆構造となります。機械室ありのロープ式と油圧式の2機種で対応可能です。
危険場所の種別(第1類、第2類)はどのように考えたらよいですか?最終的にはお客様にて判断されることですが、よくあるケースでは乗場側は第1類または第2類、昇降路内が第2類と判断されています。昇降路内のピット部分を第1類と判断されているケースもあります。
危険場所の分類は誰が行うべきですか?労働安全衛生総合研究所技術指針【ユーザーのための工場防爆設備ガイド】の中に「安全、電気、機械、その他の関係する担当技術者と適宜協議の上行い、その実施は、可燃性物質の特性、プロセス及び機器に関する知識を持つ技術者が行う」とあります。
建屋全体が危険物製造所に該当し、その中で非危険場所のエレベーター機械室を計画することは難しいのですが、どのように考えればよいですか?建屋が危険物製造所であっても、その中において非危険場所のエリア分けがされていると思いますので、以下の例をご確認いただきご検討ください。
例:1)ロープ式・油圧式共通で通風のよい屋上階、2)油圧式で階段室等、3)危険場所内を完全に区画し一部屋設ける(前室設置、陽圧化、第2種換気等はその都度所轄の消防などと協議をお願いします)
電気配線についてはガス流動防止処置の施工ができますが、ロープ開口については完全に塞ぐことはできません。よくあるケースでは、機械室内に常時強制給気をかけて陽圧化し対応していただいております。それが故障した場合にはエレベーターを管制運転する方策をとられますので、所轄の消防と打ち合わせをお願いします。
油圧式エレベーターの場合、機械室を建屋内のどこへ設置してもよいですか?階を問わず昇降路に隣接、昇降路直上部、屋上階、また油圧配管距離15m以内で昇降路より離れる場所など、基本的にどこでも可能です (建屋計画により検討が必要となります)。電気配線および油圧配管ともガス流動防止措置の施工ができ、機械室と昇降路との区画が完全にできます。
機械室に設置する換気扇は防爆型が必要ですか?基本的に室内は非危険場所であるため、一般構造品でよいと考えられますが、機械室周囲の雰囲気などを考慮され、防爆型を設置されるケースもあります。
ロープ式エレベーターにおいて煙感知器は機械室上部だけでよいですか?所轄の消防との協議をお願いします。消防によっては、油圧式と同様昇降路側に防爆型、機械室上部に一般型の感知器設置を求められることがあります。
エレベーターの安全装備としてどのような装備がありますか?一般エレベーター同様、地震時管制運転(P&S波)、停電時自動着床装置、火災時管制運転、ピット冠水時管制運転(オプション)。そのほか防爆仕様エレベーターとしては、お客様との打ち合わせによりますが、機械室常時給気圧力扇故障時管制運転、同機械室室圧低下時管制運転(機械室室圧25Pa以下)、ピット内ガス検知管制運転、前室扉との連動制御などがあります。
非危険場所である管理室に非常用インターホンを設置しますが、一般の電話機を設置してもよいですか?できません。防爆の認定上、エレベーターカゴ内、機械室内、管理室内すべての電話機が同じ機種の防爆構造のものとなります。
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